札幌駅前
外科的歯内療法
(歯根端切除術)|
30代男性
BEFORE

AFTER

担当医 | 荒川 英雄 |
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主訴 | 「咬んだら痛い」とのことでご来院されました。数週間前から症状があり、他の医院では「抜歯の可能性がある」と言われ、不安に感じていらっしゃいました。 |
期間 | 治療回数2回、レントゲン写真で治癒を確認できるまでの期間6ヶ月 |
費用 | ●外科的歯内療法(歯根端切除術)(前歯)132,000円(税込) ※治療後にセラミックの被せ物治療が必要になる場合、 ●土台 33,000円(税込) ●セラミック被せ物 132,000円(税込) 別途費用がかかります。 |
治療内容 | 1.麻酔 手術する部分に局所麻酔を行いますので、治療中に痛みを感じることはありません。 2.歯肉の切開・剥離 歯肉を小さく切開し、病巣がある部分の骨を露出させます。 3.病巣の摘出と歯根端の切除 マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)で術野を拡大し、膿の袋をきれいに取り除きます。その後、細菌の温床となっている根の先端を約3mm切除します。 4.根管の封鎖(逆根管充填) 切断した根の断面から、MTAセメントという特殊な薬剤を詰めて、細菌が再び侵入しないように完全に封鎖します。これにより、再発のリスクを大幅に低減できます。 5.縫合 切開した歯肉を元の位置に戻し、丁寧に縫い合わせて手術は完了です。手術時間はおおよそ60分〜90分です。 |
治療に伴うリスク | 少しでも汚染物質が残ると再発のリスクが高まります。 |
まず、レントゲンと歯科用CTによる精密検査を行いました。
その結果、過去に治療した歯の根の先に膿の袋(根尖病変)ができていることが分かりました。
この膿の袋が、前歯の歯茎が腫れている原因でした。
患者さまと相談の上、歯を保存するために「歯根端切除術」を行うことになりました。
【治療後】
術後、一時的に痛みや腫れが出ることがありますが、痛み止めでコントロールできる範囲です。
約1週間後に抜糸を行います。
術後6ヶ月のレントゲンでは、根の先にあった膿の袋が縮小し、きれいに治癒していることが確認できました。
【担当歯科医師からのコメント】
今回は、過去の治療部位からの再感染が原因でした。
根管治療は非常に繊細で、少しでも汚染物質が残ると再発のリスクが高まります。
当院では、マイクロスコープや歯科用CTといった先進設備を用いることで、このような複雑なケースでも歯を残せる可能性を追求しています。
歯の痛みでお困りの方は、諦める前にぜひ一度ご相談ください。